アイディーズ、「ビッグデータ分析クラウドによるデータ活用エコシステム」と「生鮮を含む食品購買ビッグデータ “i-code” 」を滋賀大学データサイエンス学部に提供

2016年11月18日

株式会社アイディーズ(本社:沖縄県豊見城市、代表取締役:山川朝賢、以下アイディーズ)は、大学教育における実践的データサイエンティスト育成を目的に、来年4月にデータサイエンス学部を開設する国立大学法人滋賀大学(以下、滋賀大学)のデータサイエンス教育研究センターと連携致しました。

 

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【背景】
IoTの本格化によって、データサイエンティストの不足が深刻化しており、今日、産学協働により、実社会に求められるデータサイエンティストの育成が急務になっております。
また、コンピュータシステムへの多額な初期投資なしに活用できるクラウド環境も急速に整ってきており、一部の大企業のみではなく、いままでビッグデータ活用をしたくてもできなかった企業でも、少額のランニングコストで、その活用が可能な環境が整いつつあります。
(以下、ITmediaニュースから抜粋)
米Googleは11月8日、クラウドサービス「Google Cloud Platform」(GCP)の日本初となるデータセンター「東京GCPリージョン」の正式運用をスタートした。これまで同サービスの拠点はアジア圏では台湾にしかなかったが、東京GCPリージョンの開設で日本企業のユーザー獲得を狙う。 (中略) Google Cloud Platformは、AWSなどの競合サービスにどう対抗するのか。Google Cloud プレジデントのタリック・シャウカット氏は、他社サービスと差別化するポイントとして「ビッグデータ解析」や「機械学習」を挙げる。

 

【概要】
アイディーズが運営する沖縄データラボは、滋賀大学データサイエンス学部(同教育研究センター)に対して、日本初の「商品標準化コード」である“i-codeデータ”(※1)を提供するとともに、そのビッグデータをGoogle Cloud Platformを利用して実際のビジネスに活用するノウハウを提供するなど、実践的な教育に取り組んでいきます。
今回提供するこの環境は、数十億トランザクションにおよぶスーパーマーケットでのレシートデータで、例えば「カレーと牛肉が一緒に購入される確率が高い」など、“ビッグデータ初心者”にも身近で理解しやすいデータであるとともに、生鮮品の価格変動や、原材料価格の変動による店頭での製品実売価格変動の解析、さらには物価動向や消費傾向の変動をも読み取れる、レベルの高い教育にも適したデータであると言えます。

 

【今後】
アイディーズは、沖縄データラボを通して、滋賀大学データサイエンス教育研究センターとの提携を皮切りに、アイディーズが開発し蓄積してきたビッグデータに関連する仕組みやノウハウを積極的に教育用に提供し、日本全体のデータサイエンティストの育成に貢献することで、ビックデータのビジネス及び統計での利活用の可能性追求に注力してまいります。