2020年7月28日
6月17日(水)に光文社より刊行された新書『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』(著・樋口耕太郎)。ジュンク堂書店那覇店の週間ランキングで5週間(6/22-28、6/29-7/5、7/6-7/12、7/13-7/19、7/20~7/26)で1位を獲得し、現地・沖縄をはじめ全国で話題となっており、早くも4度めの重版が決定いたしました。前回の重版から2週間、7月27日(月)出来の5,000部増刷で4刷となり、累計20,000部になります
沖縄の根本原因を突き詰める旅は、日本の根本原因を突き詰める旅であり、
私たち自身を見つめる旅である
沖縄には、謎が多い。圧倒的な好景気が続くなか、なぜ、突出した貧困社会なのか。「沖縄の人は優しい」と皆が口をそろえるなか、なぜ、自殺率やいじめ、教員の鬱の問題は他の地域を圧倒しているのか。誰もなしえなかったアプローチで、沖縄社会の真実に迫る。「沖縄問題」を突き詰めることは日本の問題を突き詰めることであり、それは、私たち自身の問題を突き詰めることだ――。「コロナ後の世界」のありかたをも問う、鮮烈の問題作。
【目次】
はじめに 沖縄は、見かけとはまったく違う社会である
第1章 「オリオン買収」は何を意味するのか
第2章 人間関係の経済
第3章 沖縄は貧困に支えられている
第4章 自分を愛せないウチナーンチュ
第5章 キャンドルサービス
おわりに これからの沖縄の生きる道
【著者紹介】
樋口耕太郎(ひぐち こうたろう)
1965年生まれ、岩手県盛岡市出身。’89年、筑波大学比較文化学類卒業、野村証券入社。’93年、米国野村証券。’97年、ニューヨーク大学経営学修士課程修了。2001年、不動産トレーディング会社レーサムリサーチへ移籍し金融事業を統括。’04年、沖縄のサンマリーナホテルを取得し、愛を経営理念とする独特の手法で再生。’06年、事業再生を専業とするトリニティ設立、代表取締役社長(現任)。’12年、沖縄大学人文学部国際コミュニケーション学科准教授(現任)。内閣府・沖縄県主催『金融人材育成講座』講師。沖縄経済同友会常任幹事。本書が初の著書。