触れて感じるコンセプトルーム『久米島Tsumugi』誕生。2020年11月16日(月)より販売開始

2020年11月5日

沖縄県・久米島にあるサイプレスリゾート久米島(沖縄県島尻郡久米島町大原803-1)では、ジュニアスイートルーム4室が新たに生まれ変わり、島の伝統工芸品「久米島紬(くめじまつむぎ)」の文様を随所に散りばめ、日頃触れる機会の少ない〈本場久米島紬〉を身近に感じられるコンセプトルーム『久米島Tsumugi』となりました。

 

 

■〈重要無形文化財〉久米島紬の魅力に触れる部屋

 

“紬発祥の地”久米島の豊かな自然と長い歴史の中で生まれた久米島紬は、約500年もの間、沖縄の人々の暮らしに寄り添ってきました。島の人々によって大切に受け継がれた伝統技法は、2004年に国の重要無形文化財として指定され、様々な新しい取り組みを通して技術の伝承とさらなる進化をし続けています。

 

コンセプトルーム『久米島Tsumugi』では、琉球王朝時代の王族が身に着ける織物の仕様書として用いた「御絵図(みえず)」の復刻柄と、現代的なシックな柄を随所にあしらい、その風合いや違いを感じながらお愉しみいただけます。
また、照明スイッチやクローゼットの引手などには、織子によって織られた本物の久米島紬を贅沢に使用しており、島の自然から生まれる染料で染めた風合い、紡いだ絹糸が織りなす繊細な絣柄(かすりがら)や手触りを体感いただけます。久米島紬のもつ、気品とやさしい温かみに包まれた贅沢なご滞在をお届けいたします。

 

■島の自然と織子(おりこ)の手仕事から生まれる久米島紬

 

 

久米島紬は蚕繭からとった真綿で紡いだ生糸を原料とし、島に自生する植物や木々、泥染めなど島の豊かな自然から生まれる染料で染めた絹糸が用いられます。製糸から図面、染色、織りのすべての手作業をひとりの織子が行う久米島紬には、島の自然の恵みからなる風合いと、伝統ある手作業の技術を守り続ける織子の緻密な技から、温かみと気品が生まれ古くから多くの人々に親しまれてきました。

 

■コンセプトルーム『久米島Tsumugi』の誕生と特徴

 

『久米島Tsumugi』の誕生は、島の伝統工芸品「久米島紬」をより多くの方に広め、その風合いを実際に触れて感じていただきたいという想いからはじまりました。プロジェクトにはグラフィックデザイナーの視点で日本の伝統工芸の模様を研究し、応用に取り組む山端 家昌(やまはた いえまさ)氏、島内において養蚕(ようさん)や久米島紬の織染め、さらには体験会や後継者育成などの伝承と発展に取り組む久米島紬事業協同組合、また琉球王朝時代からの歴史を貴重な資料や写真展示等を通して紹介している那覇市歴史博物館へご協力を仰ぎました。

 

久米島紬に触れる場を増やし、多くの方にその魅力を感じてもらいたいと願う4者の想いが込められた、
『久米島Tsumugi』は共同・共感を意とする“ゆい(結ぶ)まーる(回る)の心”から生まれたゲストルームです。

 

 

『久米島Tsumugi』では、現代の紬柄の主流となる落ち着きのある色合いやシックな柄をベースに、王朝時代の復刻柄から鮮やかな色味を加えることで、落ち着く空間でありながら沖縄ならではの華やかさも演出しております。
ベッドスローや照明、クッション、タペストリーなど随所にあしらった様々な文様の違いを楽しみ、照明スイッチや引手に用いた本物の久米島紬を手で触れて感じることができます。時代により変化してきた紬柄を組み合わせることで、その魅力や違いを楽しみながら、久米島ならではの贅沢な滞在をお楽しみいただける唯一無二の空間となりました。

 

コンセプトルーム『久米島Tsumugi』 概要
■商品名:コンセプトルーム 『久米島Tsumugi』 (45㎡/定員1〜3名)
■料 金:素泊り 15,550円〜 (大人 2名1室ご利用時1 名様あたり)
【ご予約】公式HP https://www.cypresshotels.jp/kumejima/ よりご予約ください。
※画像はイメージです。※表示の価格はサービス料・消費税込みの価格となります。