2019年4月1日
2002年にリリースされた『琉球的哀華(りゅうきゅうてきあいか)』は、りんけんバンドやネーネーズに加えて、沖縄ポップスに影響を受けた本土のアーティストたちの各自の感性を紡ぎ上げた斬新なコンピレーションアルバムで、破格の約13万枚のセールスを記録。その後、オリジナル4タイトルと、ベスト1タイトルを発表するヒットシリーズとなった。

このシリーズの最新作が、『琉球的哀華 ETERNAL BOX』である。4枚組全52曲。「島人ぬ宝」(BEGIN)や、「さとうきび畑」「涙そうそう」(森山良子)、「島唄(オリジナル/ウチナーグチの2ヴァージョン)」(THE BOOM)、「ありがとう」(りんけんバンド)、「ハイサイおじさん」(喜納昌吉&チャンプルーズ)、「花」「キズナ」(ORANGE RANGE)、「アンマー」(かりゆし58)、「でいご」(jimama)、「童神〜天の子守歌〜」(山本潤子/SPEED島袋寛子の2ヴァージョン)など、各ディスクには、沖縄のポップシーンや民謡の代表曲といえる楽曲が豪華に並ぶ。聴きどころはたくさんあるが、歌い手の異なるヴァージョンでのアレンジや歌の表情の違いを聴きくらべてみるのも楽しみのひとつだ。
今回のボックスで特筆したいのは、沖縄ポップスや民謡の代表曲ばかりではなく、更に一歩踏み込んで伝統芸能のエイサー曲が収められたディスク4。“エイサー団 真南風”がエイサーの定番曲8曲を連続で披露する約19分に及ぶパートは圧巻だ。また、小学校の運動会で披露するエイサーで広く使われている新たなエイサー曲「ダイナミック琉球」(イクマあきら)も収録。新旧のエイサー曲が揃うのも、このボックスならではだろう。
さらに同ディスクでは、1974年に日比谷野外音楽堂で開催された「琉球フェスティバル’74」のライブ音源も収録。知名定男の「黒島口説」、りんけんバンド照屋林賢の父・林助による「職業口説」、そして伝説の三線唄者・嘉手苅林昌のカチャーシー曲「唐船ドーイ」「嘉手久」と、会場の熱量まで伝わってくるライブ音源が聴けるのも貴重である。
ウチナーンチュ(沖縄県民)や沖縄を愛する人々の心に根づく沖縄ポップスや民謡、そして伝統芸能のエイサーとともに育ってきた新旧のエイサー曲や貴重なライブ音源など全52曲を4枚のCDにパッケージした『琉球的哀華 ETERNAL BOX』。流行りに流されることなく歌い継がれてきた沖縄スタンダードが網羅されている、プレミアムなボックスセットである。

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