2021年8月3日
沖東交通事業協同組合(本社:沖縄県西原町、代表理事:東江一成、以下「沖東交通グループ」)と株式会社電脳交通(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:近藤 洋祐、以下「電脳交通」)は、沖東交通が営業するすべての拠点と車両について、電脳交通が提供する「クラウド型タクシー配車システム」を導入し運行を開始いたします。沖縄県内での電脳交通の配車システム導入は、本件が初めてとなります。
今後の経営・事業推進を見据えて沖縄初の電脳交通配車システム導入
社会を支える重要なインフラであるタクシー業界は、IT化の遅れやドライバーの高齢化、ライドシェアサービスの隆盛などによって大きな過渡期を迎えています。新型コロナウイルスの影響で移動が制限されたことで、観光客や夜間の利用者が減少し、廃業を余儀なくされる事業者もあり、さらなる苦境を迎えています。
設立以来、沖東交通グループは沖縄県下で営業する複数のタクシー事業者を傘下に迎え、現在では沖縄県最大級の保有車両台数を誇り、配車件数も年々増加しています。また沖東交通グループでは、沖縄県内のタクシー会社で初めて事業所内に保育園を開園し、育児と仕事の両立を支援することで人材の確保に取り組むなど先進的な施策を数多く実行してきました。
近年では、地元JリーグチームFC琉球が観戦招待したサッカーチームの送迎バス「夢パスドリーム号」の運行や、沖縄セルラー電話株式会社の設立記念企画「auシカ!無料タクシー」の運行など取り組んできましたが、未来に向けたさらなる経営基盤強化として「集客施策・顧客とのリレーション強化」「スピーディな経営や事業展開」「業務効率化・負担軽減」に取り組むために電脳交通の配車システムを全社導入することになりました。
電脳交通は2015年の創業以来、クラウド型タクシー配車システムと配車委託サービスを開発・提供しています。タクシー配車ルールの最適化や適切な経路を瞬時に表示できる機能などが好評で毎年200〜300%のペースで事業を拡大しています。今回の沖東交通の採択で、沖縄県内初めての導入となり、2021年6月現在全国35都道府県にサービスを展開しています。