宮古島アニマルレスキューチームがクラウドファンディングを開始

2019年1月16日

沖縄県宮古島市で保護犬・猫の一次保護、里親探しなどを行う任意団体である宮古島アニマルレスキューチーム(以下、MART)は、この度、宮古島の保護犬・猫の将来に向けた活動強化のため、今年4月末のオープンを目標に新拠点を建築中で、活動に必要な施設完成に向けクラウドファンディングを開始いたしました。目標額は500万円、募集期間は2019年3月18日(月)の23時までとなります。

 

クラウドファンディングサイト
https://readyfor.jp/projects/miyakowan-nyanPark

 

 

現在、活動しているシェルターには、約70頭の保護犬と約30匹の保護猫が生活。元々、許容数が約50頭のスペースなので、常にキャパシティオーバーの状態です。MARTの保護活動は、受け入れてくださる里親様や保護主様、ご寄付や物資支援をしてくださる方々、様々なボランティアの活動に頼っていますが、島という環境で人材確保が難しい点、医療費や餌代やシーツ代、光熱費や水道代など、犬・猫の日々の生活にも費用が多くかかる点から、活動の継続が困難な状況です。

 

 

そこで、MARTは、今年1月より、“犬と猫をかすがいに人がつながる社会を目指す”NPO法人KATZOC(カゾック)の傘下に入り、活動を強化することにしました。この法人の宮古島事業部として、今までMARTが持っていなかった売上部門を持ち、今後は、MARTの活動費として補填することが可能となります。

 

現在、共通の拠点となる新施設として、保護犬・猫と人が触れ合えるコミュニティスペース「Miyakojima 1_2 Park(みやこじま わんつー ぱーく)」を建設中です。敷地内には、シェルターの他、カフェ、キャンプ場、リユースショップなどの運営をいたします。このシェルターは、約80頭の犬と約50匹の猫の収容が可能な施設となり、ドッグラン、シャンプールームなども併設予定です。今回の皆様からの出資金は、このシェルターの建設、80頭分のケージ設置、ドッグランの土地整備に活用させていただきます。

 

【代表の想い】
私たちは、人と動物が平和に楽しく共生できる社会を目指しています。最終ゴールは私たちのような活動団体が存在する必要がなくなること。それに向けて活動を続けてきました。活動当初16頭から始まったシェルターは、現在許容数を大幅に超過。全頭引き出しをしても、年間300頭超という数は多すぎて、譲渡も追いつきません。この負のスパイラルから脱するには、対処療法ではなく、未来を見据えた継続的な活動が必要です。新たな体制となった今が、その活動の始動に最適なタイミングと考え、思い切って自宅を売却し、独自施設を作ることにしました。どうすれば、宮古島の犬・猫がより幸せな環境で生活できるか、今まで以上に考えていきます。宮古島が好きな方、犬・猫が好きな方、何か社会の役に立てることがないかなとお探しの方、どうぞ力を貸してください!よろしくお願いいたします。
宮古島アニマルレスキューチーム 代表 / NPO法人KATZOC 宮古島事業部 代表 中原 絵梨奈

 

■Miyakojima 1_2Park 概要

オープン予定時期:2019年4月
住所:〒906-0203 沖縄県宮古島市上野字宮国1809
施設での取り組み:
①保護犬・猫が生活するシェルター
保健所に収容された犬・猫を保護。健康チェックなどの医療を受診させ、エサやりやシャンプーなど日々の生活の面倒をみる場所となります。保護犬専用の動物病院も開設予定です。
②譲渡会や啓発活動
保護犬・猫との面談の場となる譲渡会や、保護犬・猫が生まれる環境と対策について、島内で啓発活動を行います。
③カフェ、キャンプ場、リユースショップの運営
保護犬・猫の生活を支えるための収益源となります。
運営責任者:NPO法人KATZOC 宮古島事業部 代表 中原絵梨奈