ファーストリテイリングとアクセンチュア デジタル時代の革新的な消費者サービスの開発に向けて協業

2015年6月16日

uni

 

ファーストリテイリングとアクセンチュア
従来の顧客体験を超えたデジタル時代の
革新的な消費者サービスの開発に向けて協業

 

株式会社ファーストリテイリング(本社:山口県山口市、代表取締役会長兼社長:柳井 正、以下ファーストリテイリング)と、アクセンチュア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:程 近智、以下アクセンチュア)は、消費者向けサービスにおけるデジタルイノベーションの実現を目指し、協業していくことに合意しました。これにより、ファーストリテイリングは、あらゆる業務におけるデジタル化、およびそれに必要なIT領域の改革を推進し、新しい産業の実現を目指します。また、将来的には、合弁会社の設立も予定しています。

 

ファーストリテイリングは現在、お客様のご要望や趣向に合った商品を、時間や場所に制約されずお届けするといった、新しいお買い物体験の実現を目指した取り組みを進めています。具体的には、実店舗とデジタル店舗の境なく、いつでもどこでもお客様に快適にお買い物を楽しんでいただける環境の構築、お客様のご意見をすばやく商品などに反映させ、これまで以上にお客様に気に入っていただける商品構成やコーディネートの提案、業務プロセスの完全デジタル化による商品の企画から販売までのリードタイムの短縮、クラウド化によりあらゆる情報や技術へのアクセスを可能にし、常に最適なサービスを提供できる体制の完備を目指しています。

 

こうした中、ファーストリテイリングは、アクセンチュアと共同で、国内外問わずデジタルイノベーションを推進する優秀なIT人材の採用および育成を行います。また、業務の変化に合わせたシステムやインフラ構築の内製化を進め、迅速かつ柔軟な対応を可能にすることで、サービスレベルのさらなる向上を図ります。さらに、最先端のデジタルソリューションを駆使し、実店舗とデジタル店舗の両チャネルをシームレスにつなぎ、お客様にとって最適なショッピング体験をご提供できるよう、利便性の向上を追求していきます。

 

<ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長 柳井 正のコメント>
ファーストリテイリングは、バーチャルとリアルが融合し、お互いの機能がより高まった新しい産業を創造していきたいと考えています。このたびのアクセンチュア様との協業により、従来の小売業の枠を超えた全く新しい産業の可能性を国内外に示し、世界最高水準のビジネスモデルを構築するとともに、デジタル時代に求められる革新的な消費者体験を実現するための店舗の構築や物流網の整備、イノベーションを創出できる人材の育成に取り組んでいきます。新しい産業の変化は日本だけでなくグローバルな波であり、世界中で事業展開を進める企業にこそ、ビジネスの仕組みを根本から変える力があると信じています。

 

<アクセンチュア 成長市場担当 グループ・チーフ・エグゼクティブ
ジャンフランコ・カサーティ(Gianfranco Casati)のコメント>
デジタル時代の消費者は実店舗でもオンラインでも変わらない、シームレスに統合された顧客体験を求めています。ファーストリテイリングのような先進企業ではこうした高度化する消費者ニーズに応えるため、積極的に全社的なデジタル化を推進しています。アクセンチュアは、この度の共同事業を通じて、ファーストリテイリングがデジタル時代において新たな価値を創造する革新的なアイデアを事業モデルとして昇華させ、常に進化する次世代の経営モデルを構築していけるように支援をして参ります。