沖縄美ら海水族館 世界最大のエイ「ジャイアントマンタ」公開

2018年11月30日

沖縄美ら海水族館ではこの度、世界で初めて「ジャイアントマンタ(和名:オニイトマキエイ) 」の飼育と展示に成功しましたので、お知らせいたします。

 

 

≪オニイトマキエイ≫

(ジャイアントマンタ)

学名:Mobula birostris

英名:Giant manta

 

成長すると体の幅が約6m以上になる世界最大のエイ。ナンヨウマンタ(最大4m)と非常に似ていますが、2009年に別種と確認されました。口周辺の色、背の模様、鱗や歯の並び方などに違いが見られます。外洋性で、沖縄沿岸で発見された例も少なく、生態や繁殖に関する知見もほとんどありません。

 

●展示場所 :沖縄美ら海水族館「黒潮の海」大水槽

●展示開始日:2018年11月15日(木)

●展示個体 :オス1尾、体盤幅(体の幅)460cm、体重約700kg

※生物の状況により展示を終了することがあります。

 

通称“マンタ”には「ジャイアントマンタ(オニイトマキエイ)」と「ナンヨウマンタ」の2種が存在し、沖縄美ら海水族館は開館以来「ナンヨウマンタ」の飼育展示を行ってきました。「ジャイアントマンタ」は水族館での飼育事例が無く、飼育が困難なエイですが、当館の調査研究や飼育実績を基に飼育方法を検討し、今回初めて飼育に成功しました。本個体は展示中の「ナンヨウマンタ」よりおよそ1mも大きな個体です。今後の長期飼育により、成長や繁殖生態、行動学的解析など、幅広い分野での研究を行っていく予定です。

今回の公開にあわせて、水族館内ショップ「ブルーマンタ」では、水族館オリジナル・ジャイアントマンタのグッズ販売を開始しています。