沖縄クロス・ヘッド、次世代 IoT センターサービスを開始

2016年10月17日

沖縄クロス・ヘッド株式会社(本社:沖縄県那覇市 代表者:代表取締役 渡嘉敷 唯昭 )は、日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都江東区 代表者:代表取締役社長執行役員 吉田 仁志 以下:日本ヒューレット・パッカード)の最新テクノロジーと、利用に応じて柔軟に機器調達が可能なフレキシブルキャパシティサービスを活用し、データセンターサービスの自動化を実現した、次世代 IoT センターサービスを 10 月 15 日よりサービス開始を致しますので、お知らせ致します。
 

1. 背景

あらゆるモノがインターネットによって繋がる、IoT 時代では、通信、データの処理に大量のサーバーが必要となり、データセンターの需要は今後ますます高まってきております。
一方で、データセンターの設備は日本各地やアジアのデータセンターでも大きな差がないのが現状です。また、地理的優位性や最新設備だけで差別を実現することも難しい状況となってきております。そこで当社は、地理的優位性に加え、沖縄県が整備した国際情報通信基盤と日本ヒューレット・パッカードと最新テクノロジーを活用し、ハウジングサービスとクラウドサービスを融合した次世代 IoT センターサービスを提供し、データセンターサービスの革新を目指します。

 

2. 概要・特徴

次世代 IoT センターは、外部からラック内の電源利用量、温度情報、搭載機器の位置情報、などの収集とサーバーの遠隔操作が可能な日本ヒューレット・パッカードのインテリジェントラックを標準設備として採用。インテリジェントラックの機能を活用した、物理サーバーと仮想サーバーを一元管理できる当社ウェブサービス「Web コントローラ」を開発し提供致します。Web コントローラにより、データセンターのハウジングサービスもクラウド同様に遠隔より安全にアクセスし作業ができるため、これまでデータセンター利用者の課題であった「いざという時にはデータセンターに駆け付ける」必要がなくなります。Web コントローラは多言語化対応であり、国内にとどまらず、アジア・全世界を含めたビジネス展開をされるお客様にもご利用しやすいサービスとなります。また、日本ヒューレット・パッカードのフレキシブルキャパシティサービスを採用することにより、機器調達についても柔軟かつ即時対応可能な態勢を整えました。これにより、次世代 IOT センターはお客様のニーズや市場状況の変化に迅速に対応可能なサービスを提供します。

 

3. 提供サービス

次世代 IoT センターの開設に合わせて、日本ヒューレット・パッカードは 2014 年より稼動中の「HPE 沖縄検証センター」を移設し、検証センターのサービスを拡大いたします。従来のインフラストラクチャ・仮想化検証環境に加えて、今後は更に、HPE Helion のクラウドプラットフォームをベースとして、下記のサービス検証/デモ環境の利用が可能になります。
2016 年秋以降に提供予定の検証、デモ環境
・Hybrid Cloud/Hybrid IT ショーケース
HPE Helion OpenStack をベースとし、センターの高速・大容量ネットワークを活用した、Hybrid Cloud(Azure 等)連携、DevOps、データセンター運用自動化、等の統合環境提供
・IoT コンピテンスセンター
東京本社内「HPE IoT コンピテンスセンター」のサテライトセンターとして、お客様先のIoT デバイスや HPE Edgeline サーバーと双方向通信が可能な、データ収集/蓄積/分析/制御の検証用プラットフォームの提供
 
・第一フェーズ:2016/10〜 ハウジングサービス開始
・第二フェーズ:2017/4〜 Web コントローラ提供開始

沖縄クロス・ヘッド http://www.och.co.jp/