放課後等デイサービスを展開するドーユーラボひやごん。障害を持つ児童へ向けたICT教育の開始。

2019年9月3日

放課後等デイサービスを展開するドーユーラボひやごん(沖縄県障害福祉指定事業所、所在地;沖縄県沖縄市比屋根 施設代表:南雲玲生(なぐも れお)、以下ドーユーラボ)は、児童福祉施設としては国内で初めてApple Inc.(本社;米・クパチーノ市)のApple School Managerの認可を受け、MacやiPadと連動した教育カリキュラムを9月9日(月)より開始することを発表いたします。

 

 

ドーユーラボは、小学校1年生から高校3年生までを対象にした、放課後等デイサービス(※1)で、放課後や夏休み等長期休業日に生活能力向上のための訓練および社会との交流促進等を継続的に提供する福祉施設です。本施設は、学習面の指導を中心とした、学習型放課後等デイとして、児童に1台ずつApple社MacBook Proを提供し、ゲームのプログラムや、デスクトップミュージック、デザイン、IoT、電子工作など、総合的なクリエイティブ指導をおこない、児童が将来社会へはばたける想像的な教育をしております。この度、Apple社によるApple School Managerの認可・決定により、出席や学習の進捗管理はもちろん、子供たちの想像やモチベーションを掻き立てる、Apple社のアート・音楽・プレゼンテーションのソフトウェアやARに関する開発キットを統合的に活用し、ハンディキャップをもつ児童へも、高いレベルのSTEM(※2)教育を邁進してまいります。

 

※1 放課後等デイサービスについて

児童福祉法を根拠とする、障害のある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた福祉サービス。「障害児の学童保育」とも呼ばれる。

※2  STEM教育(ステムきょういく)について

“Science, Technology, Engineering and Mathematics” すなわち科学・技術・工学・数学の教育分野を総称する語である。2000年代に米国で始まった教育モデルである。

 

■学習概要

2020年度に、小中の学校において、プログラム学習が必修になることに先駆けて、ドーユーラボでは学習カリキュラムとして、月曜日から金曜日までゲームプログラム、音楽、アート、プレゼンテーション、イノベーション、IoTなどの講義を1日30分〜45分間実施しております。児童はMacBook Proを使って演習し、特にゲーム作りのためのプログラム学習を利用して、算数や物理、アイデアなど、学びの楽しさを伝えております。指導者は、施設職員や東京のゲームクリエイターが担当し、海外からのライブ講義など、最新のテクノロジーを指導する試みをしております。

 

■ドーユーラボの目標

ドーユーラボは、発達にハンディキャップを持つ児童を中心に、将来の就労に向けて「ゲームづくりで学習支援」をする国内で初めての施設です。

厚生労働省の発達障害に関する発表資料(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/001.htm)によれば、義務教育段階で特別支援学校・特別支援学級に在籍している児童の割合は2.7%となっており、さらに学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症等、学習や生活の面で特別な教育的支援を必要とする児童生徒数について、約6.5%程度の割合で通常の学級に在籍している可能性が示されています。

ドーユーラボは、知的障害が少なく、高知能でありながら発達の偏りが多く、一般の児童よりも、成長が早すぎて、周囲に合わせづらい児童が通所しております。

知的好奇心が極めて高い児童に、最先端のテクノロジーやサイエンス、クリエイティブ活動を早期に教育することによって、不登校や不適応の問題の軽減を図り、将来への自信を高める実験的な福祉施設です。

 

■施設について

ビートマニアやポップンミュージックを生み出したゲームクリエイターの南雲玲生が2018年より沖縄県で認可を受けて開設をしている放課後等デイサービスで、小学生から高校生までの児童を対象にした施設です。アナログシンセサイザーやアマチュア無線機、電子工作、PC、オーディオ、タブレットにいたる機材やガジェット類を完備し、未来にはばたく児童を育む環境を用意しております。

 

設立 :2018年10月1日
代表者 :南雲玲生
所在地 :沖縄県沖縄市比屋根1-12-27協定病院:沖縄リハビリテーションセンター病院
URL : http://doyou.love/
電話番号:098-989-4159