低コストでの開発が可能に「東大発ベンチャーの電子回路作成キット」

2014年3月4日

AgIC株式会社は、銀ナノ粒子インクを利用して、市販の家庭用プリンターで電子回路を簡単に印刷できる「AgIC Print」キットを開発し、米国クラウドファンディング最大手Kickstarter(キックスターター)にて製品の事前予約を開始しました。

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3Dプリンター等の登場によって、新しいアイデアや製品を簡単に試作できるようになりました。いわゆるMakerムーブメントと呼ばれる動きが加速しています。このモノ作り革命をさらに一歩前進させる技術が、AgICの電子回路基板の簡単作成技術です。これまで、専門のプリント基板の製造業者に依頼していたような電子回路を、家庭用のプリンターを用いて簡単に自分で作成することができます。これにより、製品のプロトタイプの開発期間が飛躍的に短縮され、低コストで開発できます。
また、ハンダ付けなしで、導電性のテープや接着剤で電子工作ができるので、小さな子供でも、折り紙のような手軽さで電子工作を楽しめます。電子回路の教育や学習ツールへの応用も期待できます。
 

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AgICは、東京大学の川原圭博准教授の研究成果をベースに、銀ナノインク、専用の印刷用紙、LEDやスイッチなどの部品をまとめてキット化し、プロトタイプ開発に必要なセットを提供します。2014年3月3日より、Kickstarterでプロジェクトを公開し、事前予約を開始しました。8月頃に製品出荷予定。目標金額は、3万USドル。
 

Kickstarter での事前予約はこちら:
http://agic.cc/kickstarter
Kickstarterでは、日本からの事前予約も可能です(米Amazonのアカウントが必要になりますが、日本のクレジットカードで簡単に登録可能です)。
日本からのオーダー方法
http://agic.cc/kickstarter-help/
 

Kickstarter での事前予約の内容概要

Kickstarterでは、セッティング済みの回路印刷プリンターを599ドルで出品しますが、それを含めて大きく3種類の事前予約製品があります。
(1) USB名刺: PCなどのUSBに挿すことでLEDが光る名刺サイズのカードで、12ドルで決まった内容、29ドルでオーダーメイドの名刺それぞれ1シート(12枚)をお届けします。
(2) 導電性ペン: 描くだけで回路が作れる導電性ペンと専用の印刷用紙のセットで、筆ペン式のものが19ドル、マーカー式のものが29ドルです。
(3) 回路プリントキット: 家庭用のプリンターで回路印刷を行うためのキットで、プリンター別売でインクや工具などが同梱されたDIYセットが299ドル、調整済みの回路プリンターが599ドルです。
 

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また、3月9日〜12日に米国テキサス州オースティンで開催される音楽・映画・インタラクティブの祭典「サウス・バイ・サウスウェスト2014」(SXSW2014)のトレードショーにもデモ展示します。
 

AgIC株式会社について

AgIC株式会社(本社: 東京都文京区、代表取締役社長: 清水信哉)は、東京大学の川原圭博准教授(AgIC社の技術アドバイザー)の研究成果 ( http://dl.acm.org/citation.cfm?id=2493486 ) をベースに、銀ナノインクを用いた電子回路のプリント技術を事業化。2014年1月に設立。ロボットベンチャーSCHAFTなどの東大発ベンチャーを多数サポートするTomyK(代表: 鎌田富久 http://tomyk.jp )が起業を支援。

ホームページ: http://agic.cc/
Kickstarterページ: http://agic.cc/kickstarter
問い合わせ先: hello@agic.cc